家出掲示板に出入りする神待ち少女たち


みなさんは、家出掲示板というものをご存知でしょうか?ここでは、たくさんの少女たちと男性とが集まり、いろいろとやりとりをして、ときには会ったりしています。少女たちのほとんどが家出中の身であり、金銭的な面で支援してくれる男性を探すため、家出掲示板を利用しているのです。

これらの掲示板は、もともとは違う目的で設置されていたものが、管理人が放置したために無法地帯と化しているケースがほとんどで、はなから「家出掲示板」という名を冠したものがあるわけではなく、見つけ出すのは非常に困難です。そのような名前の「出会い系サイト」ならいくらでもありますが、登録や身分の証明が必要な時点で「掲示板」ではありませんし、そもそも出会い系サイトは18歳未満が利用することはできないのですから、少女たちの出入りする真の「家出掲示板」のようにはなりえません。そんなふうに、少女と会えるようなことをにおわせ、初心者をだまかして会員を獲得しようなどと考えているサイトは、総じて悪質です。絶対に登録してはいけません。

家出少女は、どうして家出掲示板を使うのか?それは先述したように、金銭的な援助をお願いするためです。どうしてその相手が男性でなければいけなくて、どうして援助してもらえると思うのか?それはむろん、彼女らが、自分の体を売っているからです。つまり、家出掲示板は、少女と男性が、援助交際の約束を取り交わす場所なのです。

神待ち

神待ちという言葉があります。ひと昔前から、金銭的な援助をしてくれる男性を待つ家出少女たちのことを、神待ち少女と呼ぶようになりましたね。家出掲示板を利用する少女のほとんどが中高生。自分で稼ぎ、食っていける年齢ではありません。それに、寝るところにだって困っているのです。友達の家に泊まるといったって、向こうにも都合があって限度というものがありますから、いつまでもそうしているわけにはいきません。

ではホテルに泊まる?いいえ、それも難しい話です。中高生の貯金なんてたかが知れていますし、ホテル側も明らかに18歳未満の客が夜に泊まりのチェックインにやってきたら、あやしむでしょうし、場合によっては警察等に連絡するかもしれません。同じような理由で、漫画喫茶、インターネットカフェも駄目です。それらには会員証の提示が必須で、かつ、18歳未満は22時以降の利用ができません。

従業員の目をうまくごまかすためには、姉や学校の先輩など、外見上怪しまれない程度年上の女性から、会員証や身分証を借りるか盗むかしなければならないわけで、そんなことをするくらいなら家に帰るという子のほうが多いでしょう。借りるといっても、そこまで協力してくれる人はそうそういないでしょうしね。ラブホテルなど、従業員と顔を合わさない業態であっても、宿泊料金はかなり高額なので、これも没です。

さて、困りました。これでは泊まるところがありません。それにお金もどんどん減って、ついには食べ物を買うことさえできなくなってしまいます。普通の女の子であれば、ここで家出の継続を断念するのではないかと思われます。が、それでも、何か大きな理由があって、絶対に家に帰りたくないという子もいる。そういう少女らが、いわゆる神待ちの状態に入るのです。アルバイトをするには親の同意が必要ですから、たくさんのお金を短期間で手に入れようと思ったら、残るは援助交際しかないのです。

少女らは、ほかの同年代の子のする援助交際よりも、はるかに安い価格で男性に話を持ちかけます。中学生が十万、高校生が五万という相場に対し、家出少女のそれは一律二万から三万ほどです。自分を安売りしない女の子もいますが、家出掲示板上では、その子の真の魅力もわからないわけで、買い手がつきません。やがて自尊心の高い少女も、生きるか死ぬか、それとも帰るかの選択に迫られ、泣く泣く安売りを始めるのです。とはいえ、家出中の身である彼女らにとって、お金や寝る場所を提供してくれる男性はみんな「神様」。それを待っている状態なのだから、と「神待ち」という言葉が生まれたのでしょう。

犯罪に巻き込まれることも

家出少女が、ネットで知り合った男性とホテルに入り、暴力をふるわれたり、強姦されたり、殺されてしまったりといった話はいくらでもあります。彼女らは、家に帰りたくないと考え、どうにかして自分で金を稼いでやろうと躍起になっているため、警戒心が薄弱になってしまうのです。問題は、ふたりが完全な密室に入ってしまうということです。もしそこで、相手の男が態度を豹変させても、力の弱い少女たちにはなすすべがありません。

それを防ぐとすれば、カラオケやインターネットカフェなどすぐに誰かを呼べる環境で行為に及ぶか、おとなしく家に帰るのがよいでしょう。手に職のないひとりの少女が、完全に自立した生活を送ることができるほど、現実は甘くありません。アパートを借りるにも保証人が要りますし、援助交際をしたという事実は一生残ります。本気で愛する人ができたときに、その過去が追いかけてきて、あらゆる不幸をもたらすかもしれません。

また、男性側にもリスクはあります。たとえば、相手の少女が、セックスをしたあとに「このことを警察に話す」と言い出したら?「家族に知られたくなかったら、お金ちょうだい」と言われたら?あなたには金を払うか、社会的に抹殺されることを承知のうえで彼女の要求をはねつけるしかありません。強請り、美人局などの被害を受けるかもしれない。

そういった点で、男性にもそれなりのリスクがあるのです。神待ち少女に手を出そうと考えるならば、相当の覚悟が必要です。